素直な心になるために

松下電器の創始者、松下幸之助の著書の一つ。1976年に書かれた本ですが、いまだに多くの人に読まれているベストセラーです。

10の素直の内容、素直な心の効用と素直な心を持たない弊害そして、素直な心になるための実践アドバイスの4つがこの本の柱です。

生きにくさ、生きることの難しさに戸惑う人へ

昭和の時代を生きる人たちに大きな影響を与えた松下幸之助さんの本を読んでみたかったこと、そして、「素直さを取り戻すにはどうすればいいの?」という悩みの答えが欲しかったことから手に取った本です。

どの部分も特別で立派なことが書いてあるわけではありません。ただ、何気なく後回しにしているような小さな事が丁寧に書かれている、そんな印象を受けます。

そんな丁寧な松下幸之助の文章を読んでいると、心が静かになっていることに気づき、これからもずっとこの穏やかな空気の中に居たい。素直になりたい、と強く思うようになります。

私が「素直な心になるために」から影響を受けたこと

心の節約というページからの引用:私が大事にしたいこと

10年後の自分

「死ぬまでにどのくらいできるようになっているかな?」

松下幸之助の「素直な心になるために」(514円/PHP文庫)という本の終わりの方だったと思います。 「『こうしましょう』『ああしましょう』と書いている自分だが、自分自身もまだまだ出来ないことばかりだ。 もしかしたら、100点満点を取ることは出来ないのかもしれない。 だけれども死ぬまでに80点ぐらい取れればいいじゃないか。 今が30点なのだから。」という趣旨の文章がありました。 この本の中には、たくさんのすばらしいお話が書いてありますが、私が今も一番思い出すのはこの部分です。(続き

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>>松下 幸之助「素直な心になるために」