青木 和雄「ハッピーバースデー」
母親から心理的虐待を受け続けて声を失った少女が周りの人たちの支えで自信を取り戻し、まわりの人を支えるまでに成長する物語です。
子供の頃の痛みを癒すきっかけにしたい「ハッピーバースデー」
書店のランキングコーナーにランクインしていてたくさん平積みされていたので、読んでみたいと思った一冊。
児童向けの小説にふさわしい簡潔な文章と構成が印象的。それが、著者の思いを読者にストレートに伝えることを可能にしている、読みやすい本です。
まっすぐな気持ちで矛盾・苦しみ・痛みと向き合う主人公に自分の過去の姿を重ねる人も多いはず。
大人になってから読むことで、過去に感じた痛みを癒すことができる気がします。
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