天使の梯子は「天使の卵」の発行から10年近くが過ぎた2004年の10月に発売された、天使の卵の続編です。
天使の卵が、思いのまままっすぐに突き進み、そして恋に落ちる純愛小説とするならば、天使の梯子は、まったく違う小説です。
天使の梯子は、暗がりの中のゆるやかならせん階段を上へ上へと進む。見えない頭上を目を細めて進むように、色んなことに思いを巡らせて、大切な人たちの人生にからんでいく小説です。
天使の梯子は、主人公は若い男性で、その恋愛を中心に物語が展開する点は天使の卵と同じです。しかし、天使の梯子に描かれる登場人物たちの気持ちの動線は、天使の卵で描かれたそれとまったく異なります。
天使の梯子は「取り返しのつかないことをした」後悔に苦しむ登場人物の葛藤を表現した小説だからです。
自分が悪い、いや悪くない。自分のせいだ、いや違う。
そんな出口のない悩みは、生きている限り誰もが一度は抱くもの。一度抱いた、これらの悩みを解決するのは、簡単ではなくい。
答えは1つではなく、人の数だけ答えがあり、そして、自分だけの答えを教えてくれる人はいないから。
天使の梯子は、登場人物達の苦しみに読者である私達が共感することで、私達が抱いている悩みの答えのヒントをくれます。
そしてまた、主人公達のすがすがしさ(村山さんの文章のすがすがしさ?)が葛藤で疲れた心を癒してくれる小説です。
雪に乱反射して暗闇を照らす光のように、読者をすがすがしく明るい気持ちにさせてくれるのが村山さんの文章の魅力。
まだ読んだことのない人は、息抜きにぜひ読んでください。難しい評論は不要、そんなまっすぐな文章があなたの肩の力を抜いてくれるから。
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