何気なく手にとって、パラパラと目を通しただけで「買おう」と決めた、私にしては珍しい1冊です。
バリバリ働きながら女のしての充実感もある毎日を送っていた30歳過ぎの女が主人公。結婚を前提に5年間付き合っていた彼氏から突然別れを告げられた後の心の葛藤を生々しく描いた小説。
「燃え尽きるまで」というタイトルはまるで、主人公の想いが炎となって自分を捨てた男を燃やそうと必死になり、結局はその男を再び燃やすことはできずに鎮火してしまった様子を表しているようです。
登場人物はすべて女、といってもいいぐらい女心が満載の小説で、主人公を捨てた男でさえ、ほとんど意味を与えられていない印象を受けます。
受け入れられない相手の心変わり。
結末は分かっているのに対応できない自分への混乱した気持ち。
自分が自分でない状態。
実はそれが自分の一部だったと気づき受け止める瞬間。
そんな心の機微が主人公の行動や発言を通して、本当にリアルに描かれています。
最後に主人公が言う「あなたなら、大丈夫」は、今も私の心に残り、私を励ましてくれています。
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>>唯川恵「燃えつきるまで」
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